また会える

桜ってさ、うまく写真に撮れないよね。
見上げる桜は息を飲むほど美しいのに
見たままを写真に収めることが出来ない。
もちろん技術や性能の問題もあるけど
それだけじゃなくて、何かこう、
不思議な力とでも言うか
桜に拒否されてる気持ちになるんだ。
そう簡単に撮らせてたまるか!的な。(笑)

それでもついついカメラを向けてしまう。
いまこの瞬間を切り取りたくなる。
だって散ってしまうんだもん。
それはあまりにも刹那的で、
まるで一瞬の中の永遠みたいな
優しさの中に潜む残酷さみたいな
そんな儚さに胸がぎゅっとなるんだ。

本当に桜が大好きで
一年待ってやっと会えたのに
その瞬間に別れを思う切なさは、
君に会う日のそれと
少しだけ似ているような気がするよ。

だからせめて「この一瞬を写真に」って
そうやって下手くそでも
カメラを向け続けるのです。(笑)

いや、だからどうってことでもないけど、
君が「そういう事にしといてあげる笑」
なんて言うからさ、
ちょっと本気で書いてみました。
相変わらず訳わかんないだろうなぁ。(笑)

だけど君がくれた言葉
「桜は毎年咲くよ🌸」ってやつ、
本当にそうだなぁって思った。
君が「また会えるよ」って
いつも言ってくれる度に
心が少し楽になるそれとも似てて
やっぱり君らしいなって、
そんなこと思った一日でした。

さようならばっかりの三月も終わって
新しい元号が発表された春の日の
ささやかな特に利も意味もない日記。
「令和」ってちょっと好きだな。

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SILENT YARITORI

ちゅーへの手紙