与えられた場所で咲きなさい

置かれたところこそが
今のあなたの居場所なのです。
時間の使い方は
そのままいのちの使い方です。
自らが咲く努力を忘れてはなりません。
雨の日、風の日、どうしても咲けないときは
根を下へ下へと伸ばしましょう。
次に咲く花がより大きく
美しいものとなるようにー

「与えられた場所で咲きなさい」
 渡辺和子 著

たしかに本の内容は素晴らしいし
その通りだと納得させられる箇所も多く、
時代背景も含めて考えると
国民的ベストセラーも納得の一冊。

だけどこのタイトルだけが一人歩きし
この言葉を平然と使う人たちがいて
それが不愉快通り越して、嫌い。
「与えられた場所で咲きなさい」は
そこで我慢することじゃない。
間違って伝わった「石の上にも三年」の
現代版化とも言えるたちの悪さ。

場所なんてさ、関係ないんだよ。
何となく辿り着いた所かもしれないし
不可抗力的に放り出された所かもしれない。
望んで来た人もいれば
逃げたくて仕方ない人もいる。
今いる場所も長い人生から見れば
散歩の途中で立ち寄ったコンビニ程度の
それくらいの所かもしれない。
10年後にはハワイにいるかもしれないし
ホームレスになって笑ってるかもしれない。
今なんてただの通過点でしかない。

だから今いる場所が全てだなんて
そんな風に染まらず生きていたい。
地面はどこまでも続いているし
空だって無限のように広がってる。

ここではない何処かとかさ
そんな厨二な話じゃなくてね、
もっと気楽に自分の心を居場所として
生きることを続けていけばいいんだと思う。
唯一明確に自分の場所と断言できる
自分の心を大切に守りながら、
その心の中に大切な誰かの居場所も
用意してあげられたら、なおいい。

そんなどうでもいいこと
何となくぼんやり考えてたら…
こんな作品ができました!


タイトル
「好きな場所で好きなように咲きなさい」

バカだねー。自分で自覚してるよ。(笑)

でもさ、何となくいいよね。
好きなとこ行って
好きなように生きたらいい。
そんなことなかなかできないし、
綺麗事でしかないけどさ。
それでも、その気になれば
何処へだって行けるんだってこと、
その可能性はあるんだってこと、
心に抱えて生きていけたらいいね。

翼はどう頑張ったって生えてこないけど
スニーカーくらいなら買える。
古いのはサボテンにあげちゃったから
新しいスニーカーでも買って
少しだけ自分が新しくなった気分で
また今日も歩いていこうって、
何となく思ってみたりしたよ。(笑)

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SILENT YARITORI

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