その脆くて弱くて臆病な気持ちは
いつだって君の笑顔と明るさの裏に
守られるように隠れていて、
だから君の笑顔と明るさが失われたとき
独りぼっちの小さなそれは
剥き出しになった裸のそれは
まるで小さな子供みたいに
泣きながら姿をみせてくれる。
大人ってなんだろうね、
何でも完璧にこなせる人のことかな。
母親ってなんだろうね、
無償の愛を注ぎ続ける人のことかな。
強さってなんだろうね、
粗野で豪傑で迷わない人のことかな。
違うような気がするんだ。
もしかしたらさ、
小さな子供の心を隠すため、守るため、
長い時間をかけて作ってきた
笑顔や明るさや立ち回りや気遣い、
そんな表面的なところだけを切り取って
全部まとめて「大人」「母親」「強さ」
なんて、そう指すんじゃないのかな。って。
まわりから慕われるあの人も
誰からも頼られる強い人も
底抜けに明るかったあの人も、
みんな子供の頃から変わらない自分と
脆さと弱さと臆病と手を繋いで
生きているし生き抜いたんじゃないのかな…
ってさ、そう思ってしまうんだ。
だからまわりの誰かから見たら
きっと最高の母親やれてるだろうし、
自分から見たら君は最高の女性だよ。
美しくて笑顔が素敵で
だけど可愛いところもあって
眩しく輝いてるそんな存在だよ。
君の子供のような無垢な心は
ちゅーがもがきながらも作ってきた
そんな輝きに守られて今も生きてる。
その木漏れ日に包まれて
眩しい君を見上げながら
「太陽みたいだ」って、
そう言っているんだよ。
雨が上がって灰色の雲間から射す光の様に
また君の明るい歌声が聴けますように。
心から君のことを想ってる。
SILENT YARITORI
ちゅーへの手紙
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